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レギュラー
取扱い説明
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取扱い説明

 DRILL-OUT (ドリルアウト)

 レギュラー パワーエクストラクター 取扱い説明


DRILL-OUT使用時は必ず防塵メガネ等の安全保護具を着用して下さい。



1.

チャック径10mm程度、可逆/変速タイプの電動ドリルを使用します。インパクトドリルや高馬力ドリルはDRILL-OUT破損の原因となりますのでご注意下さい。

2. ドリルを左回転(反時計方向回転)にセットします。

3. DRILL-OUTのサイズを決めるため、破損したボルトの直径を測定します。例えば破損ボルトの直径が6mmの場合、M6のDRILL-OUT(P250)を使用します。

4. DRILL-OUTの六角シャフト部分をドリルチャックに差込み、チャックキー等で固定します。

5. 引抜きコレットの後端がドリルチャック先端に接触するまで引抜きコレットを回転させます。(図1参照)

6. DRILL-OUTの刃先を破損ボルトの中心にあて、指定回転数(表1参照)でドリルを回転させ始めます。穴開け作業中は、DRILL-OUTが穴の中で空転しない様注意して下さい。

7. 破損ボルト表面に穴が開き始めたらドリルの回転を一旦停止させ、破損ボルトの中心に穴があるかを確認します。穴が中心に無い場合は、DRILL-OUTの刃先が破損ボルトの中心に来る様に再度調整し、DRILL-OUTをキリもみさせながら破損ボルトの中心と合わせます。

8. 穴が中心に開き始めたら、ドリルを破損ボルトに対して垂直に保持し、穴を開け続けます。穴開け作業中は、引抜きコレット先端が破損ボルト表面に接触しない様注意して下さい。引抜きコレットが移動した場合は、ドリルを停止しチャック側に戻して下さい。

9. 深さ1/16"または2mm切削毎にドリルを停止させ、キリ粉を取除き切削油を注油して下さい。また、その都度穴が破損ボルトの中心に真直ぐ開いている事を確認して下さい。

10. 引抜きコレットの先端が破損ボルト表面から1mmの地点でドリルを停止して下さい。

11. キリ粉を全て取除き、抜取り補助のため破損ボルトに浸透液を注油して下さい。

12. 引抜きコレットを手で破損ボルト側に5回転させて下さい。

13. ドリルを両手でしっかり保持し、指定回転数(表2参照)で回転させながらドリルを強く押込みます。(図2参照)

14. 引抜きコレットが破損ボルトに噛み込み、ボルトを引抜きます(図3参照)。この際、DRILL-OUTの刃先が破損ボルトを貫通する前に引抜きコレットが破損ボルトに接触しなければなりませんので、引抜きコレットの動きが硬い場合はドリルを一旦停止し、手で位置を調整して下さい。

15. トルク不足等で引抜き作業中にドリルが停止した場合は、手作業で引抜く事も可能です。その場合、破損ボルトにDRILL-OUTを挿したまま、ドリルからDRILL-OUTを取外します。

16. DRILL-OUTが破損ボルトの中心にある事を確認し、引抜きコレットのヘッド部分(四角形)にレンチをあて、左回しでボルトを引抜いて下さい。その際、無理な力をDRILL-OUTに加えると破損の原因となりますので、ボルトに浸透液を加えながらゆっくりと回転させて下さい。

17. レンチでの手作業時に破損ボルトが抜け難い場合、DRILL-OUTがメネジ側に食込んでいる可能性があります。この場合は速やかにDRILL-OUTを右回しで破損ボルトから抜取り、穴開け作業から再度行って下さい。

18. 抜取り作業終了後は、破損ボルトを万力等で固定し、レンチで引抜きコレットを右に回して破損ボルトを取外します。次にDRILL-OUTの六角シャフト部分を万力で固定し、レンチで引抜きコレットを右に回して、刃先から引抜きコレットを取外します。



抜取り作業のヒント

A. DRILL-OUT作業前に、破損ボルトの中心へセンターポンチ等でマーキングと物理的ショックを与える。

B. 錆びたボルトや接着剤付きボルトの場合は、浸透液の併用や過熱が有効です。



図1

図2
図3



表1

DRILL-OUT 回転数
P250 700〜800RPM
P312 650〜750RPM
P375 600〜700RPM
P500 475〜575RPM
表2

DRILL-OUT 回転数
P250 350RPM
P312 470RPM
P375 840RPM
P500 1400RPM




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